久しぶりに会った人。
「なんとなく雰囲気が丸くなったなあ」と感じることがある。
なぜ、そんなに優しい雰囲気になったのか?
なにか幸せなことがあったのだろうか?
でもそういう人に限って、話を聞いてみると、けっこう苦労していたりする。
例えば、精神を病んで仕事をやめてしまったり。
近しい人を亡くして、それを受け入れなくてはならなかったり。
夢をあきらめて、今は別の仕事をしていたり。
夫婦関係を修復できずに、離婚したり・・・
彼らに共通するのは、「何かをあきらめた」ということ。
というより、「手放した」という言葉の方が、合っているかもしれない。
手放す、というのは、よくないこと?
いや、決してそうじゃない。
何かにしがみついているとき、人は引きつった顔になり、口調もなんだかとげとげしくなる。
頑張って、頑張って、「ねばならない」に突き動かされて…
でも、そうやって手に入れた地位や人間関係は、いずれ自分の内面の世界と大きくずれてしまう。
それでもうまくいっている人は、ありのままの自分にフタをしている可能性が高い。
手放した人は、自分の限界を知った人。
ありのままの自分を、受け入れた人。
自分の限界を知って、それに合わせて生きるということは、負けたのでも何でもない。
ただ、とても勇気がいるし、知恵もいることだ。
「丸くなった」人は、自分の内面と向き合って、自分なりのこたえを出した人。
その勇気に、心いっぱいの拍手を送りたい。
そして、世界のしくみを知って、本当に自分に必要なものを見極めようとした人。
その知恵ある心に、力いっぱいハグをしたい。
世間の常識は、あなたにとっては非常識。
プレッシャーや愛情の押し付けは、受け取らなくて良い。
手放して、丸くなろう。
自分と、本当に愛する人のために。